さまよう魂たち

Ujgd31037_l1996年にこの作品と『マーズ・アタック!』に出演しているマイケル・J・フォックスはある意味すばらしいと思います、私的に。まあこの作品はロバート・ゼメキスがプロデュースしてるので、当たり前といえば当たり前か。

不慮の事故で妻を失い、事故の後遺症としてこの世にあらざるものたち…霊が見えるようになり話すことさえできるようになった男、フランク。彼はその体質を利用して、友人の3人の幽霊とで「ポルターガイスト祓い」のニセ稼業で日銭を稼ぐ日々。

しかし、ある日彼が仕掛けたものではない超常現象が発生。妻を失ったあのときと同じ、死者の額に光る死の続きナンバー。彼女は13人目だった。
事故の際の記憶を喪失していたフランクだったが、謎の連続急死事件を追ううちに、自分にだけ見える死神(連続急死事件の犯人である幽霊)の正体に迫ることに。

いかれたカップルの殺しっぷりがいい。

特にフランクが感応して見る事になる病院での連続殺人事件の映像がもう、残酷でありながら妙に透明感がある。
やっぱりピ-ター・ジャクソン監督は「愛ゆえに他人を殺す女」というものの描写が好きなんだろうかと思わせる。

展開も二転三転して、飽きさせません。テンポもいいし、娯楽映画であることがちゃんと意識されているなあ、と感じる。
MyFavoriteに入る一作。

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怒りのヒポポタマス

原題は「MEET THE FEEBLES」。

あたしはハイジ。このフィーブル一座でナンバー1のスター歌姫。
座長のブレッチはあたしの恋人で、あたしを愛し、大切にしてくれるの。
だからあたし、舞台監督になじられようと、曲芸師のサマンサに「デブ」とさげすまれても、毎日頑張って舞台で歌っているの。たまに過食しすぎて、お目玉を食らったりもするけど。
だって甘いものってやめられないじゃない?

もちろん、一座は舞台だけじゃ経営は成り立たないわ。
だからブレッチは麻薬を扱ったりブルーフィルムの撮影なんかもしてる。ちょっとワルなの。そこもすごく好きなところよ。

今日はあたしにとって、一世一代の晴れ舞台。
だってテレビ中継が入るのよ! みんなもはりきってるわ。これがシリーズ化されれば、トップスターの仲間入りも夢じゃないもの。

でもね、あたし知ってしまったの。
ブレッチはもうあたしを愛してないの。サマンサの身体にメロメロなの。
もうあたしを抱いてはくれない。愛してはくれない。
あたしの歌声と演技で、舞台のTV放映シリーズ化が決まった途端、彼は言ったわ。
「お前はクビだ、ハイジ。これからはサマンサの時代にする」
ひどい、ひどいわ!!

自殺しようとあたしはマシンガンの銃口を口に入れた。
でも、トリガーを引いても何も起こらないの。どうして?
その瞬間、サマンサが部屋に入ってきて、そして言ったわ。
「安全装置がはたらいたままよ、おばかさん」

その瞬間、あたしの中で違う安全装置が弾けたのよ……。

と、ストーリー的にはこんな感じなんですが。この物語を演じるのは悪趣味な動物パペットたち。
ハイジはカバだし、ブレッチはセイウチ。サマンサはネコ。
乱交しすぎて性病で死にかけるウサギや、ニワトリをはらませてしまったゾウなど、登場するキャラクターもしっちゃかめっちゃか。肉欲、シモネタ、殺人、陰謀。なんでもござれの世界。

まあ最終的にはハイジが大虐殺をはじめるという。
だから『怒りのヒポポタマス』。

ゾウの話し方が、「サウスパーク」の生活指導の先生にそっくりなのが気になる。
「オウケイ~~?」と念を押す確認を入れるとバッチリ一緒。

しかしピーター・ジャクソン、「愛のために女が人を殺す」というシチュエーションがほんとにスキだな…。

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あの頃、ペニー・レインと

15歳で巨大音楽雑誌「ローリング・ストーン」のライターとしてデビューしたキャメロン・クロウ監督の自叙伝的映画。
15歳、厳しい母の元に育ち、セックスもキスもドラッグも知らない純朴な男の子が、憧れのロックスターのレポート記事を書くことになった時。

彼は苦い恋を知り、大人になりきれないアーティストたちの苦悩を垣間見、それを正直に書き綴る…。
彼が密着するバンドに付き従う「グルーピーじゃなくてバンドエイド(応援者)」のリーダー役ケイト・ハドソンがとてつもなく魅力的。
バンドエイドつったってやってることは結局グルーピーと大して変わらんのですがね。バンドのスターギタリストに恋をして、そしてお約束どおり遊ばれて終わりを迎える。
ただ、その【終わり】を悟った瞬間のケイト・ハドソンの表情が、美しくて気高くて。どんな男だってあの瞬間の彼女を見たらぎゅっと抱きしめてやりたいと感じるはずだと思う。

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恋は負けない

田舎で育った男の子。優秀な成績で大学に受かり、奨学金を受けて都会の有名大学に入学。
しかしその純朴さと真面目さが災いし、寮にいるオボッチャマ軍団のいじめにあい、とうとう悪巧みによって寮を追い出されて動物病院に住み込むことに。

郊外育ちの女の子。経済的に恵まれているわけでもなく、さまざまなアルバイトをして学費をかせぎ、家から離れた大都市の大学に通う。
教授のオルコットと恋愛関係にあるけれど、いつも彼は彼女を子供扱い。

たまたま「ちょっとツイてない」境遇のふたりが大学で出会い、親密になり、そして……というストーリー。
さまざまなエピソードがあまりにもリアルでそれっぽくて、さらに微笑ましい。
ふたりともお金がないから、学食でタダのコーヒーミルクを飲んだり、うまくすりぬけて無料でブロードウェイに入り込んでデートしたり。
監督/脚本のエイミー・ヘッカリング、もしやかなりの苦労人なんでしょうか。

「いいひとだって 恋をする」というキャッチの通り、ピュアな男の子がちいさな傷をいくつも心に刻みながらも、変わらず誠実な姿勢でついにはハッピーを手に入れるまでの過程が愛おしすぎる。
なんか日本映画だとジトーっとしそうな物語なのに、軽やかで。
ミーナ・スヴァーリの衣装も、「貧乏だけどあたしは負けないもん!」という意気にあふれてる。
本当にすべてが可愛い映画。

http://www.sonypictures.jp/archive/movie/loser/

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10 Things I Hate About You

ブスっ子のジュリア・スタイルズとコワモテ(ブロークバック・マウンテンではアレだったけど…)のヒース・レジャーのキュートなハイスクール恋愛映画。
下敷きになっているのは「じゃじゃ馬ならし」なんだけど邦題は「恋のから騒ぎ」。
一見コワモテの男の子と、ひねくれもののヒロインの恋がひたすら愛らしい。
最初は校内1のモテ男の依頼で、依怙地な彼女を落とすべく近づいたはずなのに、それは次第にホンモノの恋の輝きになる…という女子なら泣いて喜べる一作だと思うのですが!

ヒース・レジャーが生声で「Can't Take My Eyes Off You」を歌う場面。歌いながらグラウンドを走り回って、あんなエロい低音の声で恋心を叫ばれたら、そりゃどんなじゃじゃ馬も落ちるだろうと!
恋の打算とかかけひきとか、してるはずなのにうまくいかない、そんな歯がゆさがかわいくて、学園プロムものでは一番好きな映画です。

プロムのシーンとエンディングにでてくるLetters To Cleoの音楽も効いてますね。サントラ買っちゃったくらいかわいい。410wrvw65ml_ss500__1

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